こんにちは!
はんベぇ(@hanbe_fukui)です
新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました
今回の内容は、農業を始めるにあたって学習を開始した、
「農業簿記(農業簿記検定)」についてです
農業簿記2級の原価計算の学習も、ようやく終盤に近づいてきました
今回は「標準原価計算」について学習しました
標準原価計算について、あまりいい思い出がないのは私だけでしょうか?笑
日商簿記2級の学習をしていた時の、苦い記憶が。。。
幸いにも、農業簿記2級で扱う標準原価計算はそこまで複雑ではありませんでした
(農業簿記検定の申込みについてはこちらに記載しています)

少しでも、これから農業簿記の学習を始める方、農業簿記に興味がある方のお役に立てれば幸いです
それでは内容に参ります!
なぜ農業簿記を学習しているの?
(こちらの記事からどうぞ!)

(農業簿記2級についてはこちらの記事からどうぞ!)

学習スタイル
学習内容の前に、簡単に私の学習スタイルについて触れたいと思います
- 学習方法→独学
- 使用教材→資格の大原が出している「教科書」と「問題集」
(こちらです⬇︎)
上記に加えて、同じく大原が出している「過去問」で学習を進めています
それでは内容に参ります!
標準原価計算とは
そもそも「標準原価計算とは何なのか」という所を簡単に記載しておきたいと思います
原価の計算を、事前に設定した「標準原価」によって計算する方法
実際にかかった原価との差異を分析することができる
あらかじめ「原価を設定しておく」というところが重要です
最終的には「標準原価」と「実際の原価」を比較・分析をしていくことになります
標準原価計算の利点
標準原価計算を行う利点は大きく下記の2点です
- 原価管理に有用
- 計算の迅速化
原価管理に有用
実際原価計算しか採用していない場合だと、実際に原価が判明しても、それを知ったところで「どこをどう改善していいか」などがいまいちピンときません
一方で標準原価計算を採用していると「標準原価は100円でしたが、実際は200円でした」と言われた場合は「何が原因でそうなった」などと分析することができます
分析などを行うことで改善をすることができ「原価を削減」することが可能になります
これが「原価管理に有用」という利点です
計算の迅速化
標準原価計算を採用する場合には、あらかじめ設定した標準原価を用いて原価計算を行うため、実際の原価が判明する前に原価計算をすることが可能になります
標準原価計算の手続
標準原価計算の一連の手続きは下記のとおりです
- 原価標準の設定
- 標準原価の計算
- 実際原価の計算
- 差異の計算
- (分析・損益計算書などへ反映)
順番に記載したいと思います
原価標準の設定
まずは「原価標準の設定」からです
要は「製品を1つ作るのにかかる標準原価」のことです
原価標準は、
- 直接材料費
- 直接労務費
- 製造間接費
に分けて設定されます
標準原価カード
原価標準は、製品を1つ作るのにかかる標準原価のことでしたが、このように「標準原価カード」にまとめられます
原価標準カード
直接材料費 | 標準価格 | 標準消費数量 | |||
@200 | × | 5kg | = | 1,000円 | |
直接労務費 | 標準賃率 | 標準作業時間 | |||
@100 | × | 3時間 | = | 300円 | |
製造間接費 | 標準配賦率 | 標準配賦基準 | |||
@500 | × | 1a | = | 500円 | |
原価標準 | 1,800円 |
標準原価計算は、このような「標準原価カード」を作成し「原価標準の設定」から行います
実際の計算方法については、次回以降の記事に記載したいと思います
次回の記事では、
- 「原価差異の計算」
- 「原因分析」
について記載したいと思います
ここまでお読み頂きありがとうございました
それでは!