農業簿記

【独学】農業簿記2級の学習記録(総合原価計算)Part5

こんにちは!
はんベぇ(@hanbe_fukui)です


新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました

今回の内容は、農業を始めるにあたって学習を開始した、

農業簿記(農業簿記検定)」についてです

  • 総合原価計算

についての内容になります!

農業簿記検定2級の学習を開始しました!

先日2級と3級の申込みをしてお金を払いましたので、もう後戻りはできなくなりました笑

7月の試験に合格できるように、しっかり頑張りたいと思います

少しでも、これから農業簿記の学習を始める方、農業簿記に興味がある方のお役に立てれば幸いです

それでは内容に参ります!

学習スタイル

学習内容の前に、簡単に私の学習スタイルについて触れたいと思います

  • 学習方法→独学
  • 使用教材→資格の大原が出している「教科書」と「問題集」

(こちらです⬇︎)

上記に加えて、同じく大原が出している「過去問」で学習を進めています

大原が出している教科書が「公式テキスト」です

それでは、内容に参ります!

総合原価計算

今回も引き続き、農業簿記2級の原価計算の学習を進めていきます

製品別計算の「総合原価計算」の内容になります

前回は、製品別計算の「個別原価計算」の学習でした

これはいわゆるオーダメイド製品の原価計算でした

今回学習する総合原価計算は、大量生産の場合の原価計算のイメージです

「一定期間の総原価」を「生産数量」で割って、1単位当たりの製造原価を計算します

大量生産の場合は、1つ1つの製品を原価計算するよりも、一定の期間にかかった総原価を生産量で割って計算した方が効率がいいためです

農業簿記2急における総合原価計算も、基本的には「工業簿記」と考え方は同じです

そのため、またしても日商簿記2級まで学習したことがある人は有利です

日商簿記2級の工業簿記よりも、少し簡単なレベルだと感じます

それでは、具体的な内容に参ります!

直接材料費と加工費の分類

総合原価計算では、その製造原価を2つに分類します

  • 直接材料費
  • 加工費(直接材料費以外の製造原価)

また、テキストでは「畜産農業における総合原価計算」を想定(前提と)しているので、そちらに合わせた説明をしたいと思います

畜産農業では、

  • 直接材料費→素畜費
  • 加工費→素畜費以外のもの

と考えます

※素畜費:育成牛(子牛)や子豚の購入に要した代金などです

また、直接材料費と加工費の性質として、

  • 直接材料費→作業工程の始め(始点)で投入
  • 加工費→作業の進み具合に応じて投入する

という性質があります

この性質はしっかり理解しておく必要があります

一定期間終了時には、通常「完成品」と「仕掛品(未完成品)」が発生します

「仕掛品(未完成品)」がある場合、製造原価を「完成品」と「仕掛品」に按分する必要があります

直接材料費は作業の開始時点で投入されるので「完成品」「仕掛品」のいずれにも同じ原価がかかります

一方で加工費は作業の進み具合に応じて投入されるので「完成品」「仕掛品」で原価が異なります(仕掛品の原価はその進み具合に応じた額になります)

そのため、

  • 期末仕掛品換算量
  • 完成品換算量

で按分することになります

算式にすると、このようになります

期末仕掛品換算量=期末仕掛品数量×加工進捗度

畜産農業の場合は、こうなります

期末仕掛品=1日1頭当たりの加工費×経過飼育日数

(※1日1頭当たりの加工費=1原価計算期間の加工費÷総飼育日数)

計算の具体例

実際に具体例を用いて確認したいと思います

1.生産データ

・当期投入量:150頭(期末仕掛品:50頭 完成品:100頭)

2.原価データ(当期製造費用)

・素畜費(直接材料費です):¥150,000

・加工費:¥240,00

3.備考

完成品の家畜の飼育日数は1頭当たり100日。期末仕掛品の家畜は40日の飼育が完了している。

この場合の、

  1. 期末仕掛品原価
  2. 完成品総合原価
  3. 完成品単位原価

はどのようになるでしょうか

順番に計算していきます

①期末仕掛品原価

まずは「期末仕掛品原価」です

これは期末仕掛品にかかった「素畜費」と「加工費」の合計です

「素畜費」は当期製造費用÷当期投入量×期末仕掛品量で求めます

→¥150,000÷150頭×50頭=¥50,000

「加工費」は少し複雑です

先ほど記載した、こちらの式を用います

期末仕掛品=1日1頭当たりの加工費×経過飼育日数

(※1日1頭当たりの加工費注2=1原価計算期間の加工費÷総飼育日数注1

この式に与えられた数字を当てはめていきます

注1)100頭×100日+50頭×40日=12,000日

注2)¥240,000÷12,000日=¥20/日

したがって、期末仕掛品原価の加工費分は、

期末仕掛品=¥20/日×50頭×40日=¥40,000

となります

結果的に期末仕掛品原価の合計は、

¥50,000(素畜費)+ ¥40,000(加工費)=¥90,000

となります

②完成品総合原価

続いて「完成品総合原価」です

こちらも完成品分の素畜費と加工費の合計額です

素畜費:¥150,000 ー ¥50,000=¥100,000

加工費:¥240,000 ー ¥90,000=¥150,000

合計:¥100,000+¥150,000=¥250,000

となります

③完成品単位原価

最後に「完成品単位原価」です

完成品の1単位当たりの原価です

これは完成品原価を完成数量で割ればいいので、

¥250,000÷100頭=¥2,500

となります

なんとなくわかっていただけたでしょうか。。。?

※テキストでは畜産農業を前提?にした内容しかなかったので、これまで工業簿記の学習をしたことがなく、農業簿記2級で初めて学習する人はテキストの考え方・解答を理解するのがいいと思います

逆に私のように工業簿記を学習したことがある人は「直接材料費」「加工費」を2つのボックス図を用いて計算するやり方で解答しても問題ないと思います

「直接材料費→素畜費」

「加工費→素畜費以外のもの」

直接材料費と加工費を分けてボックス図で計算しても同じ結果が得られるので、そのように解答してもいいと思います

私はボックス図を使って解答しています

※「総合原価計算」でググって頂ければボックス図を使ったやり方が出てくると思います

以上が総合原価計算の基本的な内容になります

なんとか工業簿記の知識で乗り切りましたが、結構忘れていて苦戦しました笑

日商簿記2級を取得したのは、随分と過去のことです。。。

次回は、総合原価計算の「仕損」が発生する場合です

こちらも工業簿記ではおなじみですね笑

しっかり学習していきたいと思います

それでは!

ABOUT ME
はんべぇ
大阪から福井へ移住したアラサー。 国税職員→エンジニアを経て、農業経験0から新規就農を目指しています。 夢は「独立し法人を経営すること」 地方へ移住し、農業を始めて体験した事、学んだ事をメインに発信する雑記ブログを運営しています。 地方移住のリアル、非農家が農業を始めた結果などを書き留めていきます。