こんにちは、はんベぇ(@hanbe_fukui)です!
新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました
今回の内容は、国税専門官の最終面接後、
・「内定後〜税大の研修〜税務署への配属まで」
についての記事になります
「実際に内定が出てから、税務大学校に入学し、税務署へ配属されるまで」
どのような流れで進み、どのような事を学習するのか
実体験を踏まえながら、記載していきたいと思います
(「国税専門官になった経緯」はこちらの記事からどうぞ!)

- 国税専門官を目指している方
- 国税専門官に興味がある方
の参考になれば幸いです
それでは内容に参ります!
国税専門官の道へ
公務員試験の結果も出揃い、合格していた中で志望度が高かった「国税専門官」になることを決めました
内定が出たのは、確か10月頃だったと記憶しています
採用面接が終わったその場で、内定を頂きました
あらかじめ志望順位を決めていたので、国税から内定を頂いた後、併願先にお断りの電話をしました
この時は「国税専門官としてやっていけるかな?」というよりは、
「働き始めるまでいっぱい遊ばなければ!」という思いでいっぱいでした笑
内定後〜税務大学校入校まで
この時期は、最後の大学生活を満喫できる期間でした
(具体的には、11月〜翌年3月までの5ヶ月間です)
この期間は、人によって色々やる事が違ってくると思います
- 簿記を中心に資格などの勉強をする人
- アルバイトする人
- 海外旅行に行ったりする人
そして「ひたすら遊ぶ人」
採用面接の場で、人事の方から「簿記の勉強」をするように言われました
私は2級はおろか、3級すら持っていませんでした。。。
この時点で「そもそも簿記って何だ?」と思っていましたし、「税務大学校の研修もあるから大丈夫やろ!」とタカをくくっていました。。。
よく合格できたと思います
「5ヶ月もあるし、一応は勉強しないとなー」とは思っていました。。。
税務大学校への入校
結局、全く勉強せず、税務大学校の入校を迎えることになりました。。。笑
入校は3月31日でした
そして4月1日から社会人デビューするのですが、
私にとってはそれ以上に、「初めての一人暮らし」そして「初めての上京」
そのことが印象深かったというか、不安があったのを覚えています
4月1日〜6月中旬まで埼玉にある税務大学校で研修を受けますが、その時は研修所内にある「寮」で暮らすことになります
私は大阪から税大に入寮し、採用は東京国税局でしたので、研修終了後もそのまま関東で働くことになります
入寮日は入校日と同じく、3月31日です
3月31日の新幹線で税務大学校へ向かいます
慣れない電車を乗り換え、無事に埼玉県の和光市に到着
ここから新しい人生がスタートしました
税務大学校での研修生活
続々とスーツ姿の人たちが税務大学校に押し寄せてきます
それもそのはず、全国から研修生が集まってきています
なんとか無事に入校手続きなどを済ませ、研修生活が始まりました
研修生活は、基本的に班単位(1班24人ほど)で行われます
晴れて国税専門官になったのですが、大学を卒業したばかりの研修生がほとんどという事もあって、学生ノリが結構キツかったです。。。
また、上京する時は所持金が現金10万円(預金0円)だけでしたので、そちらの不安も少しありました
というか、人が多い。。。
同期は1,000人を超えていたと思います
研修内容
税務大学校での研修内容は、大きく2種類です
- 簿記
- 各種税法
他にも「偉い方のありがたいお話」や「税務職員のイロハを教わる授業」などもありました
特に簿記の学習が大事で、2級を持っていない場合は、この研修中に取る事を結構強めに言われます
簿記。。。
ここで早速、内定後に勉強していなかったツケが回ってきました。。。
しょっぱなから簿記のクラス分けテストがあったのです
・・・
終わった。。。
私は当然0点でした。。。笑
後ろの同期に「めっちゃ早く終わってて凄いですね!」と言われましたが、それもそのはず。。。
1時間の試験をほぼ白紙で提出したからです。。。笑
クラス分けの結果は、当然一番下のクラスでした
税法の学習
簿記の学習がメインと言いましたが「税法」の授業も大事です
「税法」は、
- 国税通則法
- 所得税法
- 法人税法
- 相続税法
- 消費税法
などなど、複数の税法を浅く広く学習するイメージです
こちらは初めて聞く内容ばかりでしたが、そこそこ頑張った甲斐もあって、
まずまずの成績を収めることができました
(総合的に4段階で上から2番目の成績でした)
税大研修終了〜税務署への配属
およそ2ヶ月半、とても濃い時間を過ごしました
- 寮とはいえ、初めての一人暮らし
- 東京での生活(和光市は東京に近いのでセーフ!)
- 簿記、税法の学習
- 同期との飲み会
忙しくも、充実した研修生活だったと思います
(飲み会、多かったな。。。)
研修後は全員、税務署へ配属されることになり、現場で働くことになります
私も勤務する事になる「税務署」、住居となる「公務員宿舎」を告げられ、税務大学校を後にしました
内定を受諾し、税務大学校へ入校し研修を受け、税務署に配属が決まりました
ようやく税務署での現場デビューが決まった所で、今回の記事はおしまいです
税務署配属後についてはこちらの記事をご覧ください

こちらは採用後からの3年間を「まとめた」記事です

ここまでお読み頂きありがとうございました!
私が上京した7年後の、丁度3月31日にこの記事を公開しました
コロナの影響があるため、今年はどうなっているかわかりませんが、今後国税専門官として働いていく皆様に、ささやかながらエールを送りたいと思います
これからのご活躍をお祈りしております
頑張ってくださいね
(※簿記の学習について追記しました!)
お時間ある方は是非こちらもご覧ください!
追記:簿記の学習について(3級は合格!)
税務大学校へ入校し、クラス分けテストで0点だったところまで記載しましたが、この税務大学校の研修中に日商簿記3級を取得しました
2級を目指して学習していたのですが、2級は取得できずでした。。。
(2級はこの1年半後に取得する事になります)
簿記の授業では、(一番下のクラスということもあって)とても丁寧に優しく授業が進んで行きました
これが私には良かったと思います
また、寮の隣の部屋に
- 簿記1級所持
- T◯Cで簿記の授業を行なっていた
という猛者がいたので、よく彼に教えて貰いました笑
わかりやすい授業と隣人の助けもあって、3級取得まではそこそこスムーズに学習できたと思います
(棚卸や前払いなど、つまづいた内容も当然ありました)
3級取得後は2級の取得を目指すのですが、
税務署での勤務1年目は勉強をしている余裕もなく、勤務2年目の税務調査を行うようになってから取得する事ができました!
簿記3級おすすめテキスト
税務大学校での講義以外に、こちらのテキストを使用しました
初学者の私でもわかりやすいと感じました!
- まだ簿記3級を持っていない人
- これから簿記の学習を始める人
こういう人にはオススメです
是非こちらのテキストから学習を始めてみてください
(税務署に配属されてからも「簿記2級を取れ」と頻繁に言われるので、少しでも学習を進めて置くことをオススメします。。。)
以上、追記でした!