こんにちは、はんベぇです!
新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました
今回の内容は、
「私が公務員を辞めた理由」
についての記事になります
今は移住して新規就農を目指していますが、私は(かつて)国税専門官でした
結果的に自己都合で退職してしまったのですが、「私がなぜ公務員を辞めようと思ったのか」について記載したいと思います
(その前に簡単に経歴を。。。)
- アラサー
- 元国税専門官
- 税務署勤務4年
- 財務省出向1年
- 元エンジニア
公務員になった理由については、こちらの記事に記載しております
(合わせて読んで頂ければ嬉しいです!)

※結果的に退職しましたし、これからネガティブな記載もするかもしれません
しかし、辞めた組織について「恨みや文句を言いたい訳ではなく、むしろ感謝している」と言う事を合わせてお伝えしておこうと思います
比較的短期で辞めてしまっているので、もしかしたら誤解されている方もおられるかな?と思い記載させて頂きました
(公務員を辞めた人は、公務員の悪口を言う人が多いですからね笑)
「国税専門官になって良かった事」についても記事にしているので、興味がある方はこちらもお読み頂ければ嬉しいです

前置きが長くなりましたが、本題に参ります!
公務員を辞めた理由はいくつかあるのですが、先にざっくり記載しますと、
- 「人の役に立つ仕事」は公務員でなくてもできる
- 「やりたい!」と思える仕事がなかった
- 公務員としてのゴールが見えてしまった
- いずれは自分も周りの「あの人」と同じに。。。
- 自分で何かを変えていく事がほぼ無理
- 30台前半、職を変えるなら「今だ!」と思った
と言うのが理由です
(共感して頂ける人がいたら嬉しいです。。。)
順番に記載したいと思いますので、お時間がある方は是非目を通して頂ければと思います!
「人の役に立つ仕事」は公務員でなくてもできる
これはまさに読んで字のごとくです
私が公務員になりたい理由もこれでした
要は「誰かのために働きたかった」ということなのですが、
ふと、
「コレって公務員じゃなくてもできるんじゃないか?!」
と思いました
「ヒトのため」の仕事は他にありますし、公務員にこだわる必要もないかなと思いました
国・国民のために働くのが公務員です
「感謝してほしい!」と言うつもりは毛頭なかったのですが、やっぱり感謝される方が嬉しいですよね。。。
「公務員でなくてもいいか!」そう思い、退職しようと決断しました
こちらが1つ目の理由でした!
「やりたい!」と思える仕事がなかった
私は2ヶ所の税務署で、合計4年程勤務しました
その間に先輩から話を聞いたりして、組織についてだんだんとわかってきました
採用から3〜4年間は同期とほぼ横並びなのですが、丁度次の異動がそれぞれ道が分かれるタイミングでした
当然私も「どんな仕事を希望するか」考える必要が出てきました
お世話になった上司や、仲が良い同期と、
「〇〇がいい!」「✖️✖️はダメ!」「△△は出世コース!」
こんな会話を多くするようになったのですが、
正直なところ税務署・国税局でやりたいと思える仕事がありませんでした
後30年余り勤務するのに、やりたい仕事が見つかってないのはヤバくないか。。。
と思うようになりました
※実際に働いていないので、食わず嫌いのように判断するのは尚早であったかもしれません
しかし、それでも「消去法」で選ばなければならないほど、私は魅力的な仕事を見つけられませんでした
こちらが2つ目の理由でした!
(余談ですが、税務署・国税局でやりたい仕事がなかったので、財務省への出向を希望しました笑)
公務員としてのゴールが見えてしまった
これも何となく理解していただけるのではないでしょうか?
特に「役人」は人事・ポストが全てです
当然仕事内容に誇りを持って働いておられる方もおられます
本当に尊敬しています
それでもあえてもう一度言いたいです
「役人」は人事・ポストが全てです
役職で仕事をしていると言っても過言ではない気がします
官僚などの不祥事がよくニュースや国会で取り上げられていますよね?
接待とか、更迭とか。。。
結局は「そういうこと」だと私は思います
話がそれました。。。
国税専門官のゴールは、一般的には「税務署長」です
いくら「出世が早い」「仕事ができる」となっても、多少スピードの差はあれど、ゴールはこの辺りです
この「ゴールがおおよそ決まっている」というのは、もろに敷かれたレールに乗っている感じがして、嫌になりました
これが3つ目の理由です
いずれは自分も周りの「あの人」と同じに。。。
これは公務員に限った話ではないと思います
- 「この先輩仕事できないな」
- 「この人やる気全然ないし、仕事できないし。。。」
- 「この年齢まで何してたんや。。。」
みたいな上司や先輩があなたの周りにいませんか!?笑
絶対に一人はいますよね笑
「こうはなりたくない」
「こうはならない」
そう思ったのではないでしょうか?
しかし、その人はあなたの将来像である可能性が高いです
「俺(私)は違う!」と思いたいかもしれませんが、その人も昔は同じことを思っていたのではないのでしょうか?
しかし、決して誰かが悪い訳ではなく、
「環境」がそうさせる
のだと私は思います
当然尊敬できる先輩や上司はいました
しかし、周りのほとんどはそう思えない人たちでした
「私もこうなるかもしれないな。。。」
それが嫌で、この環境を抜け出す決意をしました
これが4つ目の理由でした
自分で何かを変えていく事がほぼ無理
これは「組織が大きければ大きいほど」こうなると思います
特に財務省出向時代に強く思いました
色々な政策が考えられ、それが実行されても、ニュースなどでボロクソに言われる事が少なくありません
例えばコロナ時に支給した「マスク」とか。。。
(おっと誰かが来たようだ。。。)
「霞が関の人たち」もバカではありません
「何がおかしくて、何が非効率か」
もちろん把握し、わかっています
それでも、
「変われない・変わらない」
のです
これは役人が楽をしたいから(一部はそうかもしれませんが)という事ではなく、組織・やり方が簡単に変われないからです
税務署時代もそう思いましたし、出向時代にも強く思いました
最終的に「仕方のない事」だと自分の中で理解することにしました
もちろんモヤモヤは残りましたが。。。
これが5つ目の理由です
30台前半、職を変えるなら「今だ!」と思った
こちらが最後の理由です
転職するなら「少しでも若い方がいいのではないか?」と思ったのです
幸いにも独身でしたので、まあ「何とかなるかな」とも思いました
私は転職経験も多くなく、専門家でもないのではっきりとはわかりませんが、若い方がやはり有利かな?と思います
これが6つ目の理由です
長くなりましたが、如何でしたでしょうか?
途中感情が爆発しそうな所がありましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます
+α公務員を辞めようか迷っている人へ
この記事をご覧になられているという事は、公務員を辞めようと思っている人か辞めた人、そして辞めようと言っている人の家族の皆様だと思います
「公務員を辞める」
ある人にとっては簡単な事ですが、
ある人にとっては凄く大きな決断になります
家族がいる人、親戚に保守的な人が多い人、etc…
公務員人生で「必ず一度は辞めたい」と思うと思います
私はどのような決断をしても、間違いではないと思います
「これはあなたの人生です」
決して後悔しないように生きて頂きたいです
本気で辞めようと思った時、
一度しかない人生、あなたが
- 人生で何を大切にするか
- 「どうありたいのか」
- 公務員で成し遂げられない事なのか
この点を「紙に書き出す(=言語化する)」ことを強くおすすめします
もしかしたら一時の感情でそうなっているかもしれませんし、酒が入っているからそう思っているのかもしれません
それでも本気で辞めたいと思った時は、「紙に書き出して言語化する」ことをやって下さい
自然と落ち着き、少なくとも雑に判断する事はなくなると思います
辞めようと思った時、一番大切なのは、
「辞めようが続けようが、真剣に自分の人生と向き合って決心する事」
だと思います
正解なんて、誰にもわかりませんしね
(自分にも言い聞かせています)
実際に私が公務員を辞める時、元上司や同期からいろいろな言葉を受けました
- 公務員を辞めるなんてもったいない
- 今後楽しみにしてる!
- 優秀な人が去るのが組織にとって損失だ(
自慢させてください!)
色々言われましたが、一番印象に残っているのは、
「辞める決断をできたのが羨ましい」
と言われた事でした
簡単に「辞める」といっても、実際はほとんどの人が辞めることができません
「辞める辞める」と口にだすことが悪いことではないのですが、私の目には「真剣に人生を考えていないんだな」と映りました
決して後悔しない「選択」をしてください
一番ダサいのは「辞める辞める」と言って辞めない人です
辞めずに「公務員として頑張る!」と決心した人は、本当にカッコいいと思います
長くなりました。。。
自分も通ってきた道なので、つい熱くなってしまいました。。。
今回はここまでにしたいと思います
ここまでお読み頂きありがとうございました!
それでは!