国税専門官

【元国税専門官】税務署勤務3年目&欠けていた能力【前編】

こんにちは!
はんベぇ(@hanbe_fukui)です

新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました


今回の内容は、税務署へ配属されてから2年が経過し、

税務署での勤務3年目の仕事(主に税務調査)

についての記事になります

筆者は元国税専門官です
約5年4ヵ月勤務し、自己都合で退職しました

「実際に税務署へ配属されてからどんな仕事をしていたのか」

「税務調査はどういった仕事なのか」

「どんな事を考えて仕事をしていたか」

などなど

実体験を踏まえながら、記載していきたいと思います

(前回・税務署勤務2年目の記事はこちらです!)

【元国税専門官】税務署勤務2年目&税務調査とは こんにちは!はんベぇ(@hanbe_fukui)です 新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました...

(「国税専門官になった経緯」などはこちらの記事からどうぞ!)

なぜ国税専門官になったの?志望動機と私の公務員試験の結果 こんにちは、はんベぇ(@hanbe_fukui)です!新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました ...

それでは内容に参ります!

3年目の人事異動

税務署勤務2年目も、1年目と同様に日々目まぐるしく、怒涛のように1年が経過しました

気づけば、今年もあっという間に異動日を迎えることになりました

国税組織は、7月が異動日です

前回は「どの部門になるか」(法人・個人・資産・徴収)が決まるタイミングでした

そのため、かなりそわそわしたのですが、今回はあまりドキドキ感がありません笑

今回は「もしかしたら他の税務署に異動するかも?」というくらいで、異動自体はなさそうな感じでした

結果は、

はんべぇ君、来年もここで頑張って

。。。

ですよね。。。笑

ということで、残留(同じ税務署に残る)することになりました笑

(しかも同じ部門に残ることになりました。。。席が1つ隣に移動しただけ。。。笑)

同期も全員残留しました

当然ですが、引き続き法人調査部門で働くことになりました

私以外の同期や、前年からいた法人調査部門の人も結構残留したっぽく、私としてはとてもやりやすい環境なのが嬉しかったです

恩師との別れ

調査部門1年目の前年は、上司となった人のおかけで何とか1年頑張る事ができました

「調査ってどうやるの?」みたいなレベルから、優秀な成績を収めることができるようになったのは、本当にこの人のおかげでした

(修正割合100%達成+署長表彰という成績もこの人のおかげでした)

  1. 税務調査のやり方
  2. 事案のまとめ方
  3. 税務署内部での上手い立ち回り
  4. 数字に対する感性
  5. 結果をだす意味

について教わった気がします

優しく、よく冗談を言う上司でしたが、

数字に対する感性結果をだす意味

については厳しかった気がします
(パワハラなどはなく「仕事は楽しく」がモットーの人でした)

色々記載しましたが、ざっくりと「仕事はこうやってやるんだぞ」という指針を示してくれた気がします

逆に言うと、細かい事はあまり。。。笑

この人は前年国税局から税務署に異動してきたのですが、今回の異動でまた国税局に戻ることになりました

長く国税局に勤務して、1〜3年ほど税務署で管理職をやって国税局に戻るというのは珍しくありません

別れは結構寂しかったのですが、同じ組織にいればまた会えるので、次はもっと成長した姿を見せれるように頑張ろうと思いました

(退職してしまってすいません。。。)

3年目(調査部門2年目)の目標

この年は調査部門としては2年目で、どういうわけか同じ部門に残留することになったので、しっかり目標を持ってやろうと決めていました

(後輩もできますし、頑張らないと。。。)

この目標はその目線?の違いから2つに分けて決めました

  1. 部門を1年間しっかり回す
  2. 調査能力を向上させる

「組織的な目標」と「個人的な目標」と言ってもいいかもしれません

調査部門で1年間を経験してみて、最初はそんな余裕もなかったのですが、後半あたりから徐々に周りも見えるようになって「来年はこうしよう」と思っていました

自分自身についてもそう思っていましたし、組織人としても働き方についても色々考えていました

そんな思いがあって今年の目標を定めたのですが、それぞれの目標内容とその経緯を記載したいと思います

部門を1年間しっかり回す(組織的な目標)

まずはこちらの目標から

部門を1年間しっかり回す

前提として、国税組織は「部門」単位で動いたり、区別されることがほとんどです

部門の人数はまちまちなのですが、大体4人〜6人となることが多いです

管理職が1人と構成員3〜5人という構成です

この1部門で1年間動いていきます

部門では、調査の仕事以外に、部門の仕事というのも結構あります

  • 更正の請求などの対応
  • 毎月やる事務仕事
  • 毎年やる事務仕事
  • その他雑件

これらの仕事は、基本的に「誰か」の仕事ではありません

部門」の仕事です

要は期限に捌ければ「誰がやってもいい」のです

だからこそ問題が起こりやすいのはわかりますよね?笑

みんな普段は税務調査をメインに仕事していますので、忙しいのはよくわかるのですが、部門共通の仕事なので期限までにしっかり終わらせなければなりません

調査で数字出ていない人は基本忙しくないんですけどね!

このあたりのマネジメントをしっかりやろうと思っていました

これは、

  • 上司が全てを管理するのが現実的ではない
  • 昨年調査の数字以外であまり部門に貢献できなかった
  • 上司の力になりたい
  • 調査能力以外の能力の向上

という理由でマネジメントというか、しっかり部門の仕事を管理・完了できるように仕事したいなと思ったのが理由です

もちろん、本来は上司に次ぐ役職の人がやるような仕事です

それでも、その人が積極的にそういう事をやってくれる人ならいいのですが、そうでない場合は受け身になって知らない振り(その人の仕事でしょ?と言ったり)をするのも嫌だったので、自分が先頭に立ってやろうと思っていました

(実際にそうなりました。。。笑)

以上が1つ目の目標である「部門をしっかり回す」についてでした

※この年の最後、上司から「よく頑張ってくれた」と言って頂いたので、何とかこの目標は達成できた気がします。。。

調査能力を向上させる(個人的な目標)

続いてこちらの目標です

調査能力を向上させる

上述しましたが、調査部門1年目の成績は、

「修正割合100%達成」+署長表彰

といった成績でした

少しわかりにくいかもですが「調査にいった全ての会社で問題点を指摘した」という意味です

不正発見割合も40%くらいあったので、調査官1年目にしてはそこそこ優秀だったと思います
(自画自賛になってすいません。。。)

数字だけ見ますと順調に感じますが、実際は失敗だらけでした

内部決裁を取るための資料は訂正を喰らい続けるし、内部から「そんなんじゃ否認できないぞ」と言われたり、簿記ができないとイジ(叱)られたり。。。

たくさん失敗をしたのですが、そのおかげ?で少しずつ失敗が減り、調査というものが何となくわかるようになってきました

何を確認して、どういう風に聞けば否認に繋がるかが何となくわかってきたので、普通に調査に行くだけで数字が出るようになってきたのです

結果的に「誤りやすい内容を確認して問題点を1つか2つ発見しつつ、独特の感性?でおかしいと思ったところを突っ込んで売上除外などを見つける」ということが多くなりました

欠けている能力と不安

こんな感じで数字を出せるようになったのですが、少しづつある実感が湧いてきました

大きい法人や経理がしっかりしている法人で通用するのか。。。?

この予感は的中してしまいました。。。

経理がしっかりしている法人に調査にいくと、これまでのやり方では全く問題点を見つけられなくなったのです

「これはまずい。。。」

とにかく経験を積みたいと思ったので、大きい法人に調査にいく「特別国税調査官(通称:特官『とっかん』」の調査に同行させて貰ったりしていました

何件か同行させて貰ったのですが、やはり数字が出ない。。。

「センスいいねー」と言ってもらえたりしたのですが、数字は全く出ていなかったので、あまり嬉しくありません。。。

「センスを全面に出して感覚で問題点を見つけて、調査をどんどんまとめていく」これまでのスタイルの限界を感じました

どうしたらいいのかな。。。と当時は悩んでいました

こんな事を思っていた調査官1年目でしたので、2年目となるこの年は「調査能力の向上」を目標に掲げました

(調査で数字を出す事で部門の数字もよくなるので、そういう意味でも調査能力の向上を図ろうと思いました)

新しい上司との出会い(2人目の恩師)

調査能力の向上を掲げ、この年は0ベースで頑張ろうと思っていた矢先、新しい上司が決まりました

どんな人が来るんやろう。。。

次の上司も、またしても「国税局」からきた人でした

(年齢も管理職にしては若い。。。?)

前回の上司もそうだったのですが、新しい上司も「調査部」という大規模法人に調査にいく部署から来た人でした

しかもこの人は、この税務署に来る前、

東京国税局で1番数字を出した人

だったのです

東京国税局で1番数字を出したということは、全国で1番数字を出した人と言っても過言ではないと思います


運が良いのか、悪いのか。。。

「これは凄い人が来た。。。」

「目つき、めっちゃ鋭いし。。。」(失礼ですね笑)

いきなり緊張感が。。。笑

  • 「この先、大丈夫か。。。めっちゃ叱られそう。。。笑」
  • 「調査能力を上げるチャンスかも。。。?」

初めの出会いではこんな事を思いました笑

この予感はどちらも的中しました笑

何とも緊張感のある出会いでしたが、ここから激動の1年間がスタートしました

(この年も大変でした。。。)

長くなりましたので、続きは「後編」に記載したいと思います

それでは!

ABOUT ME
はんべぇ
大阪から福井へ移住したアラサー。 国税職員→エンジニアを経て、農業経験0から新規就農を目指しています。 夢は「独立し法人を経営すること」 地方へ移住し、農業を始めて体験した事、学んだ事をメインに発信する雑記ブログを運営しています。 地方移住のリアル、非農家が農業を始めた結果などを書き留めていきます。