国税専門官

【元国税専門官】税務署勤務1年目&税金のプロとして

こんにちは!
はんベぇ(@hanbe_fukui)です


新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました


今回の内容は、税務大学校での研修を終え、

税務署へ配属されてから勤務1年目

についての記事になります

筆者は元国税専門官です
約5年4ヵ月勤務し、自己都合で退職しました

「実際に税務署へ配属されてからどんな仕事をしていたのか」

「どういう点で苦労したのか」

などなど

実体験を踏まえながら、記載していきたいと思います

(「国税専門官になった経緯」などはこちらの記事からどうぞ!)

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(「内定〜税大まで」の流れはこちらの記事からどうぞ!)

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それでは内容に参ります!

税務署での仕事

内定を貰い、税務大学校での研修を終え、とうとう税務署へ配属される事になりました

研修は試験が多くて大変でしたが、充実した期間でした

配属される税務署の規模は様々なのですが、私が配属されたのは、職員数が200名弱程度の「中規模と大規模の間くらいの税務署」でした

同じ税務署に配属される同期は6人いたので安心しました

初出勤の日は流石に緊張したが、それもいい思い出です笑

自己紹介や手続き関係の業務が1週間ほどあり、その後は本格的に業務が始まりました

最初の2、3週間くらいは1期上の先輩からのOJTがありました

実際にやっていた仕事内容を記載したいと思います

管理運営部門での仕事

税務署での勤務1年目は「管理運営部門」での仕事でした
(あくまで当時の話です)

具体的には、

  • 提出された確定申告書の収受
  • 納税証明書の発行
  • 還付金などのお金の手続き
  • 税金に対する一般的な相談

のような仕事です

事務仕事が主な仕事でしたが、新人だった事もあり、

  • 窓口が混雑している時のヘルプ
  • 電話を積極的に取る
  • 雑用関係

などの仕事も多かったです

想像していたよりは対面での仕事が多く、コミュニケーション能力が必要だと感じました

配属された税務署は、窓口に来られる方が多くて、しょっちゅう窓口での対応をしていた記憶があります

(他の税務署ではそんなに多くないらしいです。。この税務署がイレギュラーだという事を後日知りました笑)

窓口・電話対応がまずは最優先、それ以外の時間は、自席で事務作業をやるような感じでした

事務作業については、チェック・確認作業をやることが多かったです!

とりあえず「フットワーク軽く、積極的になんでも仕事をする」という姿勢で業務に向かっていました

普段の業務内容については、こんな感じです!

※確定申告が多い税務署の場合、確定申告期は体制を変える事があります

通常の業務+αの業務をするようになったり、この時期特有の業務に専任する事になります

確定申告期の話については、後日記載しようかなと思っています!

確定申告期は、50人くらいの前で偉い人にガチギレされたり、上司とソリが合わず険悪になったり、ヘルニアだった事に気づいたり、バイトの皆様に励まされたりと、中々にヘビーな期間でした!

次は、仕事をしてみて辛かったことについてです

辛かったこと

これは挙げるとキリがないのですが、特に辛かった事を列挙したいと思います。。。

筆者は基本的にポンコツで、特に事務作業が苦手でした笑

こちらが特に辛かった事です!

  1. そもそも税金・税法がわからない
  2. 社会人としての振る舞い、マナーがわからない
  3. 同期との差

新社会人の方でしたら、もしかしたら共感して頂ける方もおられるのではないでしょうか。。。?

私だけかな。。。?笑

そもそも税金・税法がわからない

納特

そう聞いて、何の事かすぐにわかりますか?

会計事務所に勤められている方、経理担当者の方はご存知だと思います

ましてや、「税務署」に勤められているそこのあなた

知らないなんて事はないですよね・・・?

源泉所得税の納期の特例 の実務上の名称の事です

「納特」とググれば、簡単に出てくるほどある意味では一般的です

この世界」に身を置いている方々には一般的かも知れませんが、当時の私はさっぱりわからず、窓口でも電話でもてんやわんやでした

その他にも、「住借の計算方法がわからない」「相続税の計算、土地はどうやって計算するの?」などなど

毎日わからない事だらけで、かなりキツかったです

税務大学校での研修も、現場に出るとほぼ役に立ちませんでした。。。

わからない事があると先輩に聞いたりするのですが、

同じ先輩に何度も聞くのも悪いし、

先輩によっては得意(苦手)なジャンルがあったりするので、それを見極めるのが難しかったり。。。

わからない事も辛かったですが、その後の対処方法を考えるのも辛かったですね

ただ、毎日やっていれば少しずつ覚えてくるので、何とかへこたれずに頑張っていました

まず、社会人として

公務員といえど、勤め人であり、一社会人です

当然窓口での対応や電話での対応を行うのですが、マナーなどがわからない。。。

というよりは「身についていない」という表現が正しかったと思います
(関西弁は封印)

このマナー・振る舞いについては、お手本になりそうな先輩を見て勉強していました

電話での対応や言葉遣いが上手かったり、身だしなみが整っているなど盗めるところは盗んで、よく真似をしていました

言い換えれば、お手本にならない先輩も少なからずいたという事になります笑

(このマナー・振る舞いについては、勤務2年目に税務調査に行くようになってから、より意識するようになりました!)

同期との差

これは新入社員の人は、みんな通る道ではないでしょうか

当たり前ですが、「同期>>私」の状態を言っています笑

同じ税務署に配属された同期は複数人いたのですが、基本的にみんな私より優秀で、特にその内の1人はずば抜けて優秀でした

(しかも上の人に好かれてもいました笑)

「税務署勤務3年目やろ?」と疑うほどです

1人でもガンガン仕事をやっていましたし、そつなくこなしていたので、本当に優秀でした

0からのスタートで同じような環境に身を置くと、残酷なまでに「差」というのが生まれるんだなと思いました

私でもそう感じたので、周りの先輩などからは、はっきりそれが見えていたと思います

「あいつは仕事できる」そう思われる事は、すごく嬉しい事ですよね

私も羨ましいなと感じると同時に、少し焦りのようなものもありました

当時20代半ばで若かったので、尚更そう思う事がありました

ただ、その彼はずば抜けて優秀だったのですが、調和を乱したり自慢してくるような事はありませんでした

私は「新人が7人いても7人前にならないのだから、7人で情報共有し全員の実力を上げて、少しでも7人前に近づけるようにすべき。それが組織にとって良い事だと思う。」

仕事はできないのに、一丁前にこんな事を言っていました笑
(今思い出すとかなり恥ずかしいです)

この考えに対しても、彼は頭ごなしに否定したりせず、しっかり議論をしたり腹を割って話したりしてくれたので、本当に有り難かったです

「〇〇は仕事できる」

「〇〇は使えない」

などなど、

新人時代には特に敏感になると思います

自分が頑張っていると思っていても、評価は他人が判断します

「自分にできる事を頑張る。自分ができる仕事を見つける。」

コツコツと信頼を積み重ね、仕事に対する姿勢と実績を積んでいくしかないと思い、腐らずに仕事を頑張るようにしました

マイナススタートの方がハードルが低いので、いい面もあるよ!

後は単純に向き・不向きがあるので、一つの仕事が出来るか出来ないかだけで判断するのは尚早だと思います

「他人」はそれだけで判断する人もいますが、「自分自身」はそれだけで判断して、自信を失わないようにしてください

何でも出来る人もいますが、得手不得手があるのが普通だと思います

私の場合は、事務仕事より税務調査の方が得意でした!

腐らず、目の前の事を全力でやるのみです

プロ意識を持つ

最後に「プロとして仕事をしている」という意識を持つ大切さについてです

これも公務員に限らずですが、仕事をしている以上は「プロである事」が求められることが多いと思います

相手からしたら、新人だとか若いとか、関係ありません

税務署で税金について聞く、

「税務署の人間がまさか間違った事は言わないろう」と思いますよね

「本当にそれでいいの?」

「間違ってたら責任取ってくれるんよね?」

発言内容、言葉は慎重に選びました

  • 間違った事を伝えてはいけない
  • 相手に不安にさせないように自信を持って話す

当たり前ですが、この2点をしっかり守り専門家として回答をするようにしました

一方で「専門的な言葉」を極力使わないようにもしました

プロ意識を持つ=発言に責任を持つ

と考えて日頃から業務に取り組むようになりました

「責任を持つ」というのは簡単な事ではありませんが、結果的に立ち振舞いや日々の学習の必要性がわかるようになり、いい意味で影響があって良かったと思います

長くなりましたが、税務署勤務1年目はこのような感じでした

毎日それなりにバタバタしていたので、あっという間に1年が経ったという印象です

次は2年目、税務調査の仕事をする事になります!

こちらの内容もまた記事にしたいと思います

ここまでお読み頂きありがとうございました

それでは!

(これまでの国税での経歴をまとめました!)

【まとめ】国税専門官に採用されてから3年間の仕事内容【税務署の仕事】 こんにちは!はんベぇ(@hanbe_fukui)です 新規就農を目指し、大阪から先祖が住んでいた福井県に地方移住しました...